

コエンザイムQ10は、「ビタミン様物質」です。サバやイワシ、牛肉などに多く含まれています。
そして、マミさんが言うように、不妊で悩む方には特に、試してもらいたい栄養素です。
コエンザイムQ10には、卵子の老化を食い止めたり、精子の質を高めたりする働きがあるからです!


おっしゃるとおりです! ぜひ、夫婦でとることをおすすめします。
ではここから、コエンザイムQ10の働きや摂り方について、詳しく学んでいきましょう。
おすすめ妊活サプリも紹介していきますね!
目次
1.コエンザイムQ10とは?知っておきたい基礎知識
コエンザイムQ10(キューテン)は、CMなどでもよく耳にするため、「なんとなく、健康に良いものなんだろうな~」というイメージはあるかもしれません。
ただ、「実際どういうものなの?」と、疑問に思いますよね。
コエンザイムQ10とは、「ビタミン様物質」の1つです。「体を作る」働きはありませんが、「体のメンテナンスしてくれる」栄養素であると考えてください。
この項では、コエンザイムQ10がどのような物質であるかについて、詳しく解説していきます。
1-1.コエンザイムQ10は「ビタミン様物質」
冒頭でもお伝えしたとおり、コエンザイムQ10は、「ビタミン様物質」です。
「ビタミン様物質」は、ビタミンとほぼ同じ働きをする栄養素のことをいいます。
では、ビタミンの働きについておさらいしましょう。
ビタミンは、簡単にいうと「体の調子を整える」栄養素です。たんぱく質、炭水化物、脂質のように、体を作ったり、エネルギーになったりすることはありません。
しかし、私たちの体が上手に機能するために、絶対に必要であると考えてください。

ビタミンは、他の栄養素と違い、エネルギーや体組織を作る成分にはほとんどなりません。様々な生理機能の維持に働いたりエネルギーや体組織を作るための代謝にかかわったりしています。
(「いちばん詳しくて、わかりやすい! 栄養素の教科書」より引用)
ビタミンはよく、「機械の潤滑油(じゅんかつゆ)」に例えられます。
たとえば、自転車で考えてみましょう。チェーンの部分にオイルが足りないと、自転車はスムーズに動きませんよね。

「オイル」と同じように、ビタミンは、体を正常に動かし続けるために、常に必要となるものです。
ビタミン様物質は、ビタミンとほぼ同じ働きをします。

2つの最も大きな違いは、「体内で作られるか作られないか」という点にあります。
実は、ビタミンは、体内ではほぼ作られません。このため、常に食事からとる必要があるのです。
これに対し、ビタミン様物質は、体内でも合成できる特徴があります。このため、食べ物としてとらなくても、欠乏症は起こらないとされています。
ただ、不妊で悩んでいるあなたは、積極的に取り入れることをおすすめします。
コエンザイムQ10には、妊活力をアップさせる働きがあるからです。(詳しくは、第2項で解説しています)
1-2.コエンザイムQ10の合成能力は20歳がピーク
「体内で合成できる」とはいうものの、実は、コエンザイムQ10の合成能力は、20歳がピークといわれています。(参考:「いちばん詳しくて、わかりやすい! 栄養素の教科書」)
20歳をすぎると、年々その能力が衰えてしまうからです。
つまり、あなたの体の中にあるコエンザイムQ10は、何もしなければ徐々に減っていってしまうと考えてください。
だからこそ、20歳を過ぎてからは、食事やサプリで「体の外から」コエンザイムQ10を積極的にとり入れることが重要であるといえます。
2.コエンザイムQ10の妊活女性への2つの効果
第1項でもお伝えしたように、コエンザイムQ10は、妊活している、特に「妊活が長引いている」あなたに、ぜひおすすめしたい栄養素です。
以下の2つの作用があるからです。
- 抗酸化作用で卵子の老化を防ぐ
- 「冷え」を解消する
順番に、解説していきます。
2-1.抗酸化作用で卵子の老化を防ぐ
妊活中、特に、「妊活が思ったよりも長引いている……」そんなあなたは、「卵子の老化」という言葉を聞いたことがあると思います。
活性酸素により、「卵子の細胞が傷つけられた状態」のことです。卵子の老化は、不妊の大きな原因となります。
コエンザイムQ10は、卵子の老化を防ぐために有効な栄養素です。活性酸素を除去する「抗酸化作用」があるからです。
私たちは、酸素を体に取り入れて、生命の維持に必要なエネルギーをつくりますよね。
その際、酸素の一部が「活性酸素」になるのです。
呼吸によって体内に取り込まれた酸素の一部は、通常の状態でも不完全に還元され、活性酸素やフリーラジカルになります。ほ乳類では摂取した酸素の数%が活性酸素に変化すると考えられています。(中略)
(活性酸素は)過剰に生じたものは細胞傷害をもたらします。
(厚生労働省 e-ヘルスネットより引用)
活性酸素は、ストレス、激しい運動、たばこ、アルコール、紫外線などで発生が促されます。
増えすぎた活性酸素によって、卵子の細胞が傷つけられると、妊娠しづらくなってしまうのです。
このため、活性酸素を増やさないようにすることが、妊活において非常に重要であると考えてください。
増えすぎを防ぐためには、以下が必要です。
- 活性酸素の発生原因(ストレス、激しい運動、たばこ、アルコール、紫外線など)をなるべくなくす
- 活性酸素を除去する
とはいうものの、「発生原因をなくす」ことは、なかなか難しいですよね。
ここで、活躍するのが「コエンザイムQ10」です。
活性酸素やフリーラジカルがすべての組織や細胞で生じるにもかかわらず生命を保つことができるのは、酸化ストレスから自己を守るためのさまざまな防御システムがそなわっているからです。
活性酸素やフリーラジカルの発生を抑制したり、発生したラジカルを捕捉して分解処理したり、生じたダメージを修復・再生したり。そのような抗酸化作用をもつものが抗酸化酵素や抗酸化物質です。
(厚生労働省 e-ヘルスネットより引用)
コエンザイムQ10は、「抗酸化物質」です。このため、「抗酸化作用」により、活性酸素を取り除くことができると考えてください。
活性酸素を除去できるということは、卵子の老化を遅らせることにつながります。
コエンザイムQ10の抗酸化作用で、体の内側から、妊活力を高めていきましょう!
2-2.妊活の敵「冷え」を解消する
コエンザイムQ10が不足すると、冷えの原因になります。コエンザイムQ10には、体内のエネルギーを生成する働きがあるからです。
(コエンザイムQ10が)不足してくると、エネルギー生成力が弱まって、肌の老化や免疫力の低下、また疲れやすい、肩こり、冷え症などの症状が現れます。
(日本サプリメント協会「サプリメント健康辞典」より引用)
妊活において、冷えは大敵です。絶対に避けなければなりません。
体が冷えると、血の巡りが悪くなります。その結果、妊娠にかかわる器官である「卵巣」や「子宮」の働きが、悪くなってしまうからです。

エネルギーをしっかり生みだし体を温めるためにも、コエンザイムQ10は重要です。
3.コエンザイムQ10が男性不妊にも効果的な理由

コエンザイムQ10は、女性だけでなく男性にも効果がある栄養素です。ずばり、「精子の質を高める働きをする」からです。
イランのEffects of the reduced form of coenzyme Q10 (ubiquinol) on semen parameters in men with idiopathic infertility(原因不明男性不妊の精液パラメーターにおける還元型コエンザイムQ10の効果)研究では、以下のように報告されています。
228名原因不明の男性不妊患者のうち、114名に還元型コエンザイムQ10を26週間経口投与し、残りの114名にはプラセボ(偽薬)を投与した。
その結果、還元型コエンザイムQ10を投与した群では、精子濃度・運動性・形態すべてにおいて、改善があった。
つまり、コエンザイムQ10を継続的にとり続けた結果、精子機能が改善したということです。
実は、不妊の48%は男性側に原因があるといわれています。
ぜひ、旦那さんと一緒にコエンザイムQ10をとり、夫婦で妊活に取り組みましょう!
4.コエンザイムQ10をサプリで補う際の目安量と副作用
実は、コエンザイムQ10は、目安量が定められていません。研究がまだ進んでいないからです。
上限量(それ以上とると健康被害のリスクがでる量)も設けられていません。
コエンザイムQ10は、一般に、安全性がかなり高く、副作用がでにくいとされています。
コエンザイムQ10は一般的に高用量でも副作用が出にくく、かなり安全性が高いと考えられています。多量に摂取した場合に軽度の胃腸症状 (悪心、下痢、上腹部痛) が報告されているものの、ヒト臨床研究では有意な副作用は認められていません。しかし、ビタミンのように食事摂取基準による推奨量や上限値などは策定できていません。つまり、ヒトが一日に何mgのコエンザイムQ10を摂取すべきかについてはまだよく分かっていません。
(独)国立健康・栄養研究所 HP 健康食品の安全性・有効性情報より引用
ただ、厚生労働省は、「コエンザイムQ10を含む食品の取扱いについて」の通知の中で、使用量について「30㎎を越えないこと」と指摘しています。
コエンザイムQ10は、医薬品として用いられる量が1日30mgだからです。(うっ血性心不全症状に対して使われています)
これを守れば、副作用はまず心配いらないと考えてください。
このため、サプリで補う場合は、30㎎以内に抑えるのが無難といえます。
5.妊活中のコエンザイムQ10の賢いとり方
ここまで、コエンザイムQ10がどのような物質であるか、そして、なぜ妊活に有効であるかをお伝えしてきました。
では、ここからは実践編です!
具体的に、「どのようにとっていけば良いのか」をご紹介していきます。
生活の中でコエンザイムQ10を取り入れる際の、参考にしてみてください。
5-1.コエンザイムQ10を多く含む食べ物を知っておく
コエンザイムQ10を多く含む食べ物は、サバ、イワシ、牛肉、豚肉、ピーナッツなどです。

サバやイワシは、血液をサラサラにするDHA・EPAも多く含んでいるため、よりオススメです。血流が良くなると、妊活力がアップするからです。
積極的にとりいれていきましょう!
5-2.コエンザイムQ10と相性の良い栄養素と一緒にとる
効率の良いとり方も知っておきましょう。
コエンザイムQ10は、「ビタミンE」や「ビタミンC」と一緒にとるのがおすすめです。
これらは、「ネットワーク系抗酸化物質」と呼ばれており、それぞれが作用しあいます。そうなると、より効率よく働いてくれるのです。
(コエンザイムQ10は)相互に作用しあって働くネットワーク系抗酸化物質のひとつ。ネットワーク系抗酸化物質とはビタミンE、ビタミンC、コエンザイムQ10、グルタチオン、そしてα-リポ酸である。
(日本サプリメント協会HPより引用)

このため、単独でとるのではなく、上記の「その他のネットワーク抗酸化物質」と一緒にとることをおすすめします。
5-3.酸化型より「還元型」がおすすめ
実は、コエンザイムQ10には、2つの型があります。
- 酸化型
- 還元型
もともと私たちの体内で作られるのは、「還元型」です。
これに対し、サプリなどに含まれているのは、「酸化型」であることも多いです。酸化型の方が、作りやすく、安く作れるからです。
ただ、コエンザイムQ10をサプリでとる際は、「還元型」を選ぶ方が良いと断言できます。なぜなら、体に吸収され効果を発揮するのは、「還元型」に変換されたあとだからです。
「酸化型」では、この変換の過程で、一定の効力が失われてしまうと考えてください。
これに対し、「還元型」のサプリを取り入れた場合、ダイレクトに体で効果を発揮します。このため、効率よくあなたの妊活をサポートしてくれるということです。

コエンザイムQ10配合のサプリを選ぶ際は、「還元型」のものをおすすめします。
なお、還元型が使われている商品では、必ずと言っていいほど「還元型コエンザイムQ10配合」と明記されています。アピールポイントだからです。(笑)
逆に、「コエンザイムQ10」としか書かれていない場合、酸化型の可能性が高いです。注意して選びましょう。
6.妊活に必要なそのほかの栄養素
コエンザイムQ10は、あなたの妊活を成功させるために、ぜひとることをおすすめしたい栄養素です。
ただ、妊活中には、他にもとるべき成分があることを知っておきましょう。
- 葉酸
- ビタミンB6
- ビタミンB12
- ビタミンC
最低限、これらは絶対に補っておくことが必要です。
葉酸は、言わずと知れた妊活成分です。赤ちゃんが障害になるリスクを下げる効果があるからです。
また、ビタミンB6、B12、Cは、葉酸を効率よく体に吸収し、活性化させてくれる働きがあります。このため、必ず葉酸と一緒に摂るようにしてください。

でも、「赤ちゃんのため」にとるなら、妊娠してからとり始めれば良いと思うのですが……。
たくさんの成分が入っているサプリは高いので、「授かり」に集中したいです……。

いいえ、葉酸は、「妊活を始めたとき」からとっておく必要があります。
赤ちゃんの障害を防ぐためには、「妊娠3週頃」に葉酸サプリをとっておくことが大切だからです。
多くの人が妊娠に気がつくのは、妊娠4〜5週なので、気づいてからでは遅すぎますよ!
ビタミンCは、葉酸の働きを良くするだけでなく、抗酸化作用もあるためおすすめです。
また、妊娠体質に近づくためには、以下の栄養素をとっておくと良いです。
- マカ
- ビタミンE
- 鉄
マカやビタミンEは、女性ホルモンを整える効果があります。(参考:サプリメント健康辞典)
鉄は、妊活の敵である「冷え」を予防・改善するためには外せません。血液のもととなる栄養素だからです。
妊活中は、コエンザイムQ10だけでなく、これらもしっかり補うことが成功への近道です。早く赤ちゃんに会えるよう、体を整えておきましょう!
7.妊活中ならコエンザイムQ10ほか必要成分すべて入った「マカナ」で決まり!
ここでおすすめなのが、妊活・葉酸サプリの「マカナ
」です。
マカナは、2018年2月にリニューアルし、新たに「還元型コエンザイムQ10」が配合されました。
マカナには、コエンザイムQ10以外の「ネットワーク抗酸化物質」も豊富に含まれています。
- ビタミンC
- ビタミンE
- α-リポ酸
先ほどお伝えしたとおり、これらは、お互い協力しあって働きます。このため、コエンザイムQ10が体の中でしっかり作用してくれると考えてください。
また、注目すべきは、これ1つで、妊活に必要な栄養素をもれなくとることができる「オールインワン妊活サプリ」である点です。
- 妊活サプリ
- 葉酸サプリ
- マルチビタミンサプリ
- マルチミネラルサプリ
このすべての役割を果たしてくれます。
妊活サプリをとる目的は、「早く赤ちゃんを授かりたい」、この一心ですよね。
マカナであれば、マカやビタミンE、ルイボスなどの「あなたを妊娠に近づける成分」が、非常に多く入っています。
それだけでなく、赤ちゃんを障害から守る「葉酸」や、その働きを良くするビタミンも、パーフェクトに含んでいるのです。
価格はというと、単品購入は6,580円です。
定期便(しばりなし)だと、1,000円もお得な5,980円で購入できます。
ご夫婦協力コース(しばりなし)では、1袋5,730円で、最もお得に手に入れることができます!

これだけの成分を、1日あたり185円でとれるサプリは、他にはありません。
それだけでなく、初回はなんと3,980円(夫婦協力コースだと1袋3,730円)で購入できてしまいます。これは、正直安すぎです。笑
「思ったより妊活が長引いていて、焦ってきた……」そんなあなたは、ぜひ、マカナを試してみてください。
まとめ
コエンザイムQ10は、妊活に悩んでいる「ご夫婦」でとっておきたい栄養素です。
「卵子の老化」を食い止め、冷えを改善させる効果が期待できます。
また、ご主人の「精子の質」を高める、心強い味方でもあります。
サプリで補う場合、吸収の良い「還元型」のものを選びましょう。
妊活サプリを選ぶ際には、葉酸やその働きを良くするビタミン(B6、B12、C)と、授かり成分(マカ、ビタミンEなど)がいっぺんにとれる商品がおすすめです!
あなたのもとに1日でも早く宝物がやってきて、健やかに育っていくことを、心から願っています。
先生! 私、1年ほど前から妊活を始めたのですがなかなか授かれなくて。
最近、コエンザイムQ10が「不妊には効果的」と聞きました。実際のところどうなんでしょうか?
そもそも、コエンザイムQ10って、なんなのでしょう……。