

妊活を始めたら、なるべく「授かりやすい」体の準備をしておきたいですよね。
妊活中は、生活習慣を意識することはとても大事です。なかでも食事は、妊活を成功させるためには大きなポイントになります。
健康な体を維持するために、食事は欠かせないからです。
また、妊活サプリの活用もおすすめです。食事だけでは補いきれない栄養素もあるからです。

少しでも早く授かるために、食事やサプリのことについて、詳しく知りたいです!

目次
1.妊活中の食事の基本
「赤ちゃんが欲しい!」と決めたら、健康的な食生活を心がける必要があります。
私たちの体は、日々の食事から作られているからです。
不妊の原因はさまざまですが、「やせ」「肥満」も、リスクをあげる一因となります。
この項では、あなたが少しでも妊娠体質に近づくための、「妊活中の食事の基本」を解説させていただきます。
1-1.妊活の味方「朝食」をしっかりとろう
妊活しているあなたにとって、朝食は、欠かせないものです。
朝ご飯には、以下の効果があるからです。
- 脳を活性化させる
- 体温を上げる
ご飯(デンプン)やバナナ(果糖)などは、体内でブドウ糖に分解されます。
この「ブドウ糖」こそ、脳の唯一のエネルギーとなる物質なのです。
そのため、朝食を抜くことによる脳のエネルギー不足には、注意しなくてはいけません。妊娠に関係するホルモンがしっかり働かなくなってしまう可能性があるからです。
つまり、不妊のリスクをつくってしまうということです。
寝坊して朝ご飯を食べられなかった日の午前中、頭がぼーっとしたり、眠くなったりしたことはありませんか?

これらは、脳のエネルギー不足による症状です。
実は、「ブドウ糖」は、体の中に大量には貯めておくことが出来ません。
このため、朝ごはんを食べることで初めて、午前中の脳のエネルギーを補給することができるのです。(参考:農林水産省「めざましごはん」)
脳は、妊娠に関係するさまざまなホルモンを放出しています。そして、脳が出すホルモンにより、卵巣から出る女性ホルモンも調整されています。
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(ユニ・チャームHPより引用)
朝食を食べないと、脳がしっかり働きません。
その結果、あなたが妊娠するために必要な「ホルモンの働き」が、鈍ってしまうと考えてください。
また、朝ごはんを抜くことは、肥満につながります。
朝を抜くと、昼や夜にどか食いしがちになりますよね。少ない回数でのまとめ食いは「肥満」の原因となるため、注意が必要です。
空腹状態のまま長時間すごすと、次の食事からとったエネルギーを、皮下脂肪としてため込むようにできているからです。(参考:「健康でいるための栄養のとり方」)
そして肥満は、不妊の原因になることがわかっています。
肥満であることはどのような影響を妊孕性(にんよう性)に与えるのでしょうか。
①排卵障害、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)になりやすい
②実際に妊娠率が下がり、流産率が上がる
この二つが大きく上げられる不妊への影響です。
(京野アートクリニックHPより引用)
若い女性の排卵障害では多くみられる疾患で、卵胞が発育するのに時間がかかってなかなか排卵しない疾患です。自覚症状としては、(1)月経周期が35日以上(2)月経が以前は順調だったのに現在は不規則(3)にきびが多い(4)やや毛深い(5)肥満などです。
(聖マリアンナ医科大学病院 生殖医療センターHP より引用)
肥満は、排卵障害を引きおこすリスクがあるということです。そうならないためにも、朝食は重要です。
さらに、朝食を食べることで、体温があがります。

妊活において、体温を高く保つことはとても大切です。体温が上がると、血流が良くなるからです。
そうなると、子宮や卵巣など妊娠に深くかかわる器官の働きが良くなると考えてください。
朝食を食べると、消化管(食道、胃、小腸、大腸など)が筋肉運動をはじめます。
それによって得られた熱を利用して、寝ている間に下がった体温を上昇させることができるのです。
- 主食:ご飯やパンなど
- 主菜:卵、納豆、ベーコン、サケなど
- 副菜:野菜の入ったみそ汁・スープ、サラダなど
このような朝食であれば、栄養バランスも非常に良いためおすすめです。
とはいうものの、今まで朝食をまったくとっていなかった場合、「時間もないし、そんな準備はしていられない……」と思いますよね。
このときは、「バナナだけ」でも食べるようにしましょう!
それだけでも、脳にブドウ糖は補給されます。何も食べないより、はるかに良いです。
ちなみに筆者は、毎日の朝食に、バナナを取り入れています。なんと、副産物で、便通が改善されました!笑 便秘で悩むあなたには、バナナはかなりオススメです。
今まで「ぎりぎりまで寝ていたいから……」と起きてそのまま出勤していた人も、妊活中は、少しでも良いので朝食を摂るようにしましょう!
1-2.「まごわやさしい」を取り入れる
「まごわやさしい」とは、健康的な食事の頭文字をとったものです。
- ま:豆(豆腐や納豆もOK)
- ご:ごま
- わ:わかめ(海藻類)
- や:野菜
- さ:魚
- し:しいたけ(きのこ類)
- い:いも
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これらは、不妊症に効果的であるとされている食事です。(参考:サツマ薬局の妊活・子宝・不妊治療の情報サイト)
上記のような食事を意識すると、良質なタンパク質や必須脂肪酸、ミネラル、ビタミンをバランスよく取り入れることができます。
植物性の油や、青魚の脂などに含まれており、血液をサラサラにする効果があります。
体内で作られないため、食事から摂る必要がある栄養素です。
毎日すべての栄養素を取り入れるのは難しいかもしれません。
しかし、いつものサラダにちょっとワカメや豆腐を足すなど、簡単にできることから始めてみましょう。
バランスの良い食生活は、健康の基本となるものです。
あなたのもとに1日も早く宝物がやってくるよう、毎日の食事を少し意識し、改善していきましょう。
2.不妊解消に効果的!冷え予防の食事まとめ
「温活」という言葉があるように、妊活に「冷え」は大敵です。
体が冷えると、血液の巡りが悪くなり、「子宮」や「卵巣」など、妊娠にかかわりの深い各器官の働きが落ちてしまうからです。

そうなると当然、妊娠しづらくなってしまいます。
この項では、以下の2点について解説していきます。
- 体を冷やしてしまう食事
- 体を温める食事
冷えを解消する食事方法を知り、妊活を成功させるための参考にしていただけますと幸いです。
2-1.体を冷やしてしまうNGな食事・食生活
体を冷やしてしまう良くない食事・食生活の具体例は、以下のとおりです。
- 朝起きたあと、冷水を飲んでいる
- 毎日カフェインをたくさん摂っている
- 人工的に作られたものをよく食べる
(参考:「子宮を温め健康になる25の習慣」)
それぞれ順番に、解説していきます。
知らず知らずの食生活が、妊活にマイナスの影響を与えないよう、参考にしてみてください。
2-1-1.朝起きたあとの冷水は体を冷やしてしまう
冷たい飲み物は、体を冷やします。
起床時など、胃腸になにも入っていない場合はなおさらです。
胃が冷やされると、内臓の機能が低下して、血行不良を起こしてしまうことがあるからです。
「冷水を飲むと、気分がシャキッとするから!」と思い、飲んでいる人もいるかもしれません。
この場合、冷水で顔を洗うなど、体の表面を刺激するほうがおすすめです。顔であれば、内臓を冷やす心配がありません。
このため、体全体が冷えてしまうことはないからです。
妊活中は、「朝起きた時の冷水」は、控えることをおすすめします。
2-1-2.カフェインは摂りすぎないようにする

また、コーヒーや紅茶などのカフェインも、冷えの原因となります。利尿作用があるからです。
排尿により、残念ながら体温が外に逃げてしまうのです。
ただ、妊活中は、ストレスをためないことがとても大事です。このため、神経質になりすぎるのも良くありません。
コーヒーであれば、1日2杯程度は許容範囲であると考えてください。この量であれば、赤ちゃんがお腹にできた時も安心です。
妊活中のカフェインは適量におさえ、上手につきあっていきましょう。
2-1-3.人工的に作られたものを摂りすぎない

カップラーメンやお菓子なども、摂りすぎには注意が必要です。
これらは、カロリーが高いわりに栄養価がとても低いです。また、化学調味料も多く含まれています。
このような食べ物は、血流を悪くして、体を冷やすと言われています。
冷えの原因となる食生活を知り、冷えを解消していきましょう。
2-2.体を温かく保つ食事・食生活を身につけよう!
では、どのようなものを取り入れていくのが良いのでしょうか。具体的には、以下のような食事・食生活がおすすめです。
- 朝1杯の白湯を飲む
- 善玉菌を増やす
- 体を温める効果のある食材を取り入れる
- 良質のたんぱく質を取り入れる
これらは、体を温めるため、妊活中積極的に取り入れたい食習慣です。
理由もあわせて、順番に解説させていただきます。
2-2-1.朝1杯の白湯を飲む
寝ている間に汗で出ていってしまった水分を補充するために、起きてすぐ冷水を飲む人がいます。
しかし、これは妊活中おいては特に、よくありません。先ほどご説明したように、冷水は体全体を冷やしてしまうからです。
このため、朝の冷水を、「白湯(さゆ)」に変えるのがおすすめです。
水を数分間沸騰させて、40~50℃くらいまで冷ましたものです。
白湯であれば、水分補給もでき、冷え対策にもなるからです。沸騰させて冷ますのが面倒くさい人は、電子レンジで水を適温にして飲むという方法でも問題ありません。
妊活に本気で取り組むあなたには、冷水より白湯がおすすめです!
2-2-2.善玉菌を増やす

腸内細菌(善玉菌)も、ぜひ取り入れていきましょう。
腸内で善玉菌が増えると、腸内の環境が整い、消化が良くなります。そうなると、代謝がアップして、体温があがるからです。
具体的には、みそやしょう油、納豆などの発酵食品などを食べることで、善玉菌を増やすことができます。
和食であれば、これらを取り入れやすいですよね。
このため、妊活中は、和食中心の食生活がおすすめです。
2-2-3.体を温める効果のある食材を取り入れる

体を温める作用のあるスパイスや食材も知っておきましょう。
東洋医学では、食べ物を以下の5つの食性にわけています。
- 熱性:体を温める効果のある食材(こしょう、唐辛子、ラム肉など)
- 温性:熱性に次いで温める効果のある食材(しょうが、にんにく、にら、かぼちゃ、黒酢、鶏肉など)
- 平性:温めたり冷やしたりしない食材(牛肉、豚肉、卵など)
- 涼性:寒性に次いで冷やす効果のある食材(シジミ、大根、白菜、ほうれん草など)
- 寒性:体を冷やす効果のある食材(カニ、あさり、のり、ごぼうなど)
熱性の食材の代表例である「こしょう」や「唐辛子」などのスパイスには、新陳代謝(しんちんたいしゃ)を活発にし、血流を良くする作用があります。
「ラム肉」には、貧血が原因の冷えに効果があるとされています。血を作る機能を高める作用があるからです。
また、温性食材である「しょうが」は、胃腸の血流を高め、体の深部の熱を作り出す働きをしてくれます。
そして、「かぼちゃ」もとてもおすすめです。
かぼちゃには、カロテン、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、葉酸、食物繊維、カリウムなどがバランスよく含まれています。
温性、熱性の栄養素を、積極的に取り入れていきましょう!
2-2-4.良質のたんぱく質を取り入れる

冷えを解消するために外せないのが、筋肉をつけ「基礎代謝をアップさせる」ことです。
基礎代謝があがると、体温の上昇が期待できるからです。
そこで、筋肉を効率よくつけるために取り入れたいのが「良質なたんぱく質」です。
「良質な」とは、効率よく体に吸収され、筋肉になりやすいたんぱく質のことであると考えてください。
具体的には、肉や魚、卵、乳製品、大豆製品などです。肉の場合、脂肪分が少ない牛モモ肉赤身やささみなどがおすすめです。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、18~49歳女性のたんぱく質の推奨量は、1日50gとされています。
各食品のたんぱく質含有量は、以下のとおりです。
食品名 | 100gあたりの 含有量(g) |
|
---|---|---|
肉 | 鶏ささみ | 23.0 |
牛もも赤身 | 19.3 | |
鶏もも 皮つき | 17.3 | |
豚かたロース 脂身つき | 17.1 | |
魚 | べにザケ 焼き | 28.5 |
まさば 焼き | 25.2 | |
乳製品 | プロセスチーズ | 22.7 |
牛乳 | 3.3 | |
大豆製品 | 納豆 | 16.5 (1パックは約40~50g) |
木綿豆腐 | 6.6 (1丁は300g) |
|
卵 | 生卵 | 12.3 (1個は約60g) |
上記の表を参考に、1日50gは摂れるよう意識しましょう。
なお、1つの食品を大量にとるのではなく、まんべんなくさまざまな食品から摂取するのが良いでしょう。
たんぱく質以外の栄養素をバランスよく摂る方が、体にとって良いからです。
3.卵子や血管の「老化」を防ぐための食事
「赤ちゃんを早く授かれたら良いなぁ……」
そう思っているあなたにとって、卵子や血管の老化をなるべく食い止めることは、大きなポイントとなります。
これらが老化すると、妊娠しづらくなってしまうからです。
不妊の原因はさまざまです。中には、病院で治療を受けなくてはならない場合もあります。
しかし、食生活に気をつけることで、「妊娠体質に近づく」ことはできると考えてください。
私たちの体は、日々の食事で作られています。「卵子の老化」や「ホルモンの乱れ」は、食生活を意識することで、改善できる可能性があります。
第3項では、卵子や血管の老化を防ぐ食事について、詳しく解説していきます。
3-1.抗酸化作用のあるビタミンで卵子の老化を防ぐ

妊活中は、ビタミンCやビタミンEを積極的にとりましょう。
これらには「抗酸化作用」があるからです。
私たちの体は、日々「酸化」しています。これは、活性酸素が原因です。
人間は、酸素を体内に取り入れて、生命の維持に必要なエネルギーをつくります。その際、酸素の一部が「活性酸素」になるのです。
白血球から放出される物質であり、体内に入ってきた細菌やウイルスを退治する役割をもっています。
一方で、増えすぎると、正常な細胞も傷つけてしまいます。
活性酸素は、ストレス、アルコール、たばこ、激し運動、紫外線などによって発生が促されます。
活性酸素により「卵子の細胞が傷つけられた状態」が、いわゆる「卵子の老化」です。
つまり、妊娠体質に近づくには、以下のことが重要です。
- 活性酸素の発生要因(ストレスや喫煙など)をなるべく避ける
- 活性酸素を除去する
この「除去」において活躍するのが、ビタミンCやビタミンEです。
これらがもつ「抗酸化作用」により、活性酸素を取り去ることができるのです。
その結果、卵子の老化のスピードをゆるやかにさせることができると考えてください。(参考:「卵子の老化に負けない妊娠体質に変わる栄養セラピー」)
ビタミンCを多く含む野菜の代表例は、パプリカ(赤、黄)、カリフラワー、モロヘイヤ、ゴーヤなどです。果物では、バナナ、キウイ、グレープフルーツ、イチゴなどに多く含まれています。

また、ビタミンEは、魚の卵(すじこ・いくら、たらこなど)、うなぎ、モロヘイヤ、かぼちゃ、アーモンドなどに多く含まれています。
ビタミンEは、先にご紹介した「ビタミンC」と一緒に摂ると、効果が高まります。(参考:「いちばん詳しくて、わかりやすい!栄養の教科書」)
ビタミンC、Eを積極的に取りいれ、卵子や血管の老化を防いでいきましょう!
3-2.油分・糖分・塩分を摂りすぎない
油分・糖分・塩分の摂りすぎには注意しましょう。これらは、血液をドロドロにする原因となります。
そうなると、冷えが加速してしまいます。
さらに、血管の老化にもつながってしまうのです。(参考:「子宮を温め健康になる25の習慣」)
インスタント食品やお菓子、外食などは、油分・糖分・塩分が多い食品の代表例です。
血管の老化を食い止め、不妊の原因を作らないよう、これらの摂りすぎには注意しましょう。
4.妊活中の男性が摂るべき2つの栄養素
妊活中は、男性も取り入れる食事・栄養成分には気を使っていきましょう。
実は、不妊の原因の48%が、男性側にあるといわれています。
妊活中の男性は、以下の2つの栄養素が特におすすめです。
- 亜鉛
- マカ
これらは、精子や男性機能の向上に、効果的に働くからです。
理由もあわせ、順番に解説させていただきます。
4-1.「亜鉛」は精子の質を高める

妊活中の男性は、亜鉛を積極的にとりましょう。
亜鉛には、以下の機能を正常に保つ役割があるからです。
- 味覚
- 免疫機能
- 皮膚の健康
- 生殖機能
亜鉛は別名、「セックス・ミネラル」と呼ばれています。
精子の形成や勃起不全を改善させる効果があるとされているのです。(参考:「サプリメント健康辞典」)
逆に、亜鉛が不足すると、男性機能が下がってしまうリスクがあります。以下のように報告されているからです。
亜鉛欠乏症の特徴は、発育遅延、食欲不振、および免疫機能障害である。重症の場合、亜鉛欠乏症は脱毛、下痢、性的発達の遅延、インポテンス、男性の性腺機能低下、および目と皮膚の病変を引き起こす
(厚生労働省「総合医療」情報発信サイトより引用)
上記のとおり、亜鉛が足りないと、脱毛の原因にもなってしまいます。これは、避けたいですよね。(笑)
亜鉛は、魚介類(カキや煮干し)や海藻(のりやワカメ)、肉類(豚レバーや牛ロース)などに豊富に含まれています。
中でも、カキの亜鉛含有量は、群を抜いています。
なお、亜鉛は女性も積極的にとるべき栄養素です。女性ホルモンの分泌を活性化させてくれる働きがあるからです。
妊活中は、夫婦で亜鉛を意識的にとり、妊娠体質に近づきましょう!
4-2.「マカ」は男性機能の向上に役立つ
亜鉛にくわえ、「マカ」も、妊活においてとても重要な成分です。
マカには、ストレスやイライラを解消したり、性ホルモンの生産を促したりする作用があるといわれているからです。
また、全身の血流や免疫力を高めるため、性機能の向上が期待できます。
実際に、Lepidium meyenii (Maca) improved semen parameters in adult men(マカは成人男性の精液パラメーターを改善させた)の研究では、「マカを服用したことにより、精子の量・数が増え、質(運動率など)もあがった」という結果が出ています。
このため、妊活中の男性にとって、マカが心強い味方になることは間違いありません。
ぜひ、取り入れることをおすすめします。
(なお、マカは「サプリ」で補いましょう。5-2で詳しく解説しています。)
5.妊活中は食事にくわえてサプリをうまく活用しよう!

でも、なかなか毎日の食生活を改善させるのは大変です……。

でも、大丈夫です。妊活サプリをうまく活用すれば、マミさんに足りない栄養素を効率良く補うことができますよ!

そうなんですか!
でも、妊活サプリって本当に種類が多くて、何を基準に選べばよいかわかりません。

妊活サプリを選ぶ際は、必ず「品質と安全性を兼ね備えた」商品を判断することが大切です。
どんなに安くても、妊娠体質に近づくような成分が入っていなかったり、安全性が不確かだったりするようでは、意味がないからです。
それどころか、ママになるあなたや赤ちゃんの健康を守れないリスクさえ考えられるため、注意してください!
第5項では、サプリで補うべき栄養素をご紹介します。また、妊活サプリの選び方や「おすすめ妊活サプリ」についても、詳しく解説していきます。
5-1.赤ちゃんの健康を守る「葉酸」はサプリで摂ることが必須
妊活中は、以下の栄養素はぜひ、サプリで補ってください。
- 葉酸
- ビタミンB12
- ビタミンB6
- ビタミンC
葉酸は、赤ちゃんの健康を守るために、妊活中から絶対に必要な栄養素です。
妊娠初期(妊娠3週頃~)の葉酸不足は、赤ちゃんが障害になる原因になるからです。


実は、多くの人が妊娠に気づくのは、妊娠4~6週なのです。このため、妊娠に気づいてから摂り始めても、最も大事な妊娠3週を逃してしまいますよね。
妊活中はいつ妊娠するかわかりません。このため、今から葉酸を摂っておくことがとっても大切なんです!
厚生労働省は、葉酸を「サプリで摂るよう」勧奨しています。
実は、サプリ(=モノグルタミン酸型)と食事(=ポリグルタミン酸型)では、葉酸の「体内利用率(体でうまく利用される割合)」が大きく異なります。
サプリでとる葉酸は85%、食事でとる葉酸は50%です。つまり、サプリの方が1.7倍も効率よく吸収されるということです。(参考:厚生労働省「神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に関する情報提供要領」)

また、ビタミンB12、B6、Cも外せません。これらは、葉酸の働きを良くする効果があるからです。
葉酸は、それだけでは働きにくい特性があります。
このため、「葉酸だけ」とっても、赤ちゃんの健康を守れる保証はありません。
せっかく授かった「宝物」は、絶対に健康に育ってほしいですよね。そのためには、葉酸にくわえ、これらのビタミンも補う必要があると考えてください。
いつ妊娠しても、安心して赤ちゃんを迎えられるように、妊活中の今からサプリで葉酸を補いましょう。
5-2.不妊解消のために「マカ」「ビタミンE」「鉄」を摂ろう
そして、なかなか授かれないあなたには、以下の栄養素をサプリで補うことをおすすめします。
- マカ
- ビタミンE
- 鉄
先にご紹介したとおり、「マカ」には、男女ともに妊娠体質に近づける効果が期待できます。積極的に取り入れましょう。
ただ、マカは、日本では食事から摂るのがほぼ不可能です。このため、マカを含んだサプリを活用しましょう。
また、「ビタミンE」や「鉄」も、不妊を解消するための心強い味方になりえます。
ご説明してきたとおり、ビタミンEには卵子の老化を防ぐ「抗酸化作用」があるからです。
さらに、ビタミンEには、排卵の促進、卵巣重量の増加、ホルモン調整、生理周期を正常にする、などの働きもあります。(参考:「卵子の老化に負けない妊娠体質に変わる栄養セラピー」)
そして、「鉄分」も外せません。妊活の大敵である「冷え」の解消に役立つからです。
鉄分は、レバーに多く含まれています。
しかし、妊活中は、レバーの摂りすぎには気をつけなくてはなりません。
レバーには、鉄分の他に、ビタミンAも多く含まれています。
妊娠初期にビタミンAを摂りすぎると、胎児に奇形が現れる可能性があるとされているため、注意が必要です。(参考:内閣府 食品安全委員会作成「お母さんになるあなたへ」)
このため、リスクなく鉄分を補うために、サプリをうまく活用しましょう。
6.失敗しない妊活サプリの選び方
妊活サプリはとっても種類が多いため、「結局どれが良い商品なの?!」と疑問に思いますよね。
サプリ選びに失敗しないためには、以下の基準は外せません。
- 成分の種類と配合量
- 安全性
絶対に、「とりあえず安いやつでいいや!」という決め方をしてはいけません。
いくら低価格だとしても、必要成分が全く足りていなかったり、安全性が疑わしかったりしては、サプリをとる意味がないからです。
それどころか、ママになるあなたや赤ちゃんの健康を守れないリスクすら考えられます。
第6項では、サプリ選びに外せない6つの基準と、おすすめ妊活サプリ「マカナ」について、解説していきます。
6-1.絶対に外せない6つの要素
妊活サプリを選ぶ際は、以下の6つの基準を満たしているかは、必ず確認するようにしましょう。
- 1日400㎍の葉酸がとれる
- 合成葉酸(モノグルタミン型葉酸)が使われている
- 葉酸の働きを良くする成分(特にビタミンB6、B12、C)が入っている
- 「GMP認定工場」で作られている
- 危険な原材料や添加物が使用されていない
- 飲みやすい、続けやすいように作られている
これらを満たしていないと、せっかくとった葉酸が、体内でうまく機能しない可能性があります。
厚生労働省は、「モノグルタミン型葉酸を1日400㎍」とることを推奨しています。
そうすることで初めて、赤ちゃんが障害になるリスクを下げられる根拠があるからです。(参考:厚生労働省「神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に関する情報提供要領」)
1日の葉酸必要量についての詳細は、以下の記事を参考にしてみてください。
また、先に述べたように、葉酸は、「それだけ」ではうまく機能しません。ビタミンB12、B6、Cが一緒にとれるサプリを選びましょう。
葉酸は、他のビタミンと一緒に摂って初めて、きちんと体内に吸収され働いてくれるからです。
ビタミンB1、B2、B6、B12、葉酸、ナイアシン、パントテン、ビオチンの計8種です。
ビタミンB群は、お互いに協力し合って働くのが大きな特徴です。このため、単独でとるより、いろいろな種類を同時にとる方が、効率よく吸収・機能してくれるのです。
そして、安全な工場や原材料・添加物でつくられているかも確認しましょう。
これらが疑わしいものだと、あなたや赤ちゃんに、悪影響を及ぼすことさえ考えられます。
具体的には、「GMP認定工場で作られていること」は、必ずチェックしてください。
厚生労働大臣が定めた、医薬品などの品質管理基準です。原材料の入荷から出荷にいたるまで、製品が「安全」に作られ「一定の品質」が保たれるよう定められています。
GMP認定工場で作られたサプリは、「安全性・品質」にお墨付きをもらった商品であると考えてください。
いくら販売会社が「うちの商品は安全ですよ!」とうたっていても、国など信頼できる機関が定めた基準を満たしているかが大切です。
そうでない限り、安全性は疑わしい場合もあると考えてください。
また、実は中には、以下のような商品もあります。
- 「妊婦には禁忌」とされている原材料を使っている
- 厚生労働省が設定している「栄養素の上限量」を超えてしまう
たとえば、オーガニックレーベルの葉酸や、美的ヌーボ
は、この典型例です。

オーガニックレーベルの葉酸は、「朝鮮ニンジン」や「キダチアロエ」など、妊婦には禁忌とされている成分が使われています。
また、美的ヌーボは、ビタミンB6の含有量が、厚生労働省が定めている上限量を超えてしまっているのです。
美的ヌーボは、ビタミンB6を100㎎配合しています。
しかし、国が定める上限量は、45㎎です。(なお、推奨量は1.2㎎、平均摂取量は0.95㎎です。)
サプリは、「食事で足りないぶんを補う」ために使うものです。国が定めた上限量を無視した配合になっているサプリは、絶対に選んではいけません。
いくら体に良い成分であっても、過剰摂取は、副作用を起こす危険性があるからです。
妊活サプリは、「赤ちゃんの健康を守るため」「妊娠体質に近づくため」にとりますよね。
それにもかかわらず、健康を害するようなリスクがある商品を選んでしまっては、元も子もありません。
安全性や原材料をしっかり確認し、あなたに合ったサプリを選ぶようにしましょう。
そして最後に、飲みやすさ・続けやすさも外せません。
具体的には、粒の大きさは1㎝以内が良いでしょう。これ以上だと、飲みにくいからです。
値段は月3,000~4,000円が妥当といえます。
不妊解消をサポートする成分(マカやビタミンEなど)も含まれているものであれば、5,000~6,000円程度で考えると良いでしょう。
これ以下だと、原産国が中国であったり、安全性に問題がある添加物が使われていたりする可能性があると考えてください。これらは、安いからです。
妊活サプリを選ぶ際は、ご紹介した6つの基準をすべて満たす商品を判断していくことが大切です。
6-2.すべてを満たす妊活サプリ「マカナ」が断然おすすめ
そこで、あなたにおすすめなのが、妊活・葉酸サプリの「マカナ」です。
マカナは、ご説明した6つの要素を、すべて満たしています。
マカナは、以下の4つの役割をすべて果たしてくれます。
- 葉酸サプリ
- 妊活サプリ
- マルチビタミンサプリ
- マルチミネラルサプリ
マカナはまさに、オールインワン妊活サプリです。
妊活、妊娠直後に必要な成分が、これ1つですべて補えます。
マカナは、妊活専門の管理栄養士の監修のもと作られています。その成分配合は、不妊専門の産婦人科医がおすすめするほどです。

マカナには、葉酸と、その働きを良くするビタミンB群やビタミンCが、必要なぶんだけしっかり入っています。
それだけでなく、マカやビタミンE、鉄など、あなたの不妊を解消するための成分も、とても豊富に含まれているのです。
もちろん、安全性も全く心配ありません。
GMP認定工場で作られており、中国産の原材料や危険な添加物も使われていません。ずっと安心して続けることができます。
気になる価格はというと、月々5,980円です。
1日193円でこれだけの成分を毎日取り入れられるサプリは、他にはありません。
もっともお得な「ご夫婦協力コース」であれば、1袋あたり5,730円で購入できます。
マカナには、男性が摂るべき「亜鉛」もしっかり入っています。このため、夫婦で飲むとより効果的です。

さらに、初回であれば3,980円で始めることができます。これは、正直いって、破格です。(笑)
「妊活サプリは初めてだし、体にあうか心配……」そんな人も、超お得な初回割引で、まずは試してみることをオススメします。
まとめ
妊活中は、「授かりに近づくため」の栄養素を理解し、実践していくことが大切です。
私たちの体は、日ごろの食事・食生活によって作られているからです。
体を冷やす食事は、不妊の原因になってしまう場合があります。体を温める食事を積極的に取っていきましょう。
また、卵子・血管を老化させないために、ビタミンCやビタミンEを意識的にとっていくことが大切です。
男性の場合、亜鉛やマカがおすすめです。
また、妊活中は、食事だけでなく「サプリで」取り入れるべき栄養素もあります。
「葉酸」はその代表例です。必ず、葉酸の働きを良くするビタミンB群やビタミンCも一緒に入っているものを選びましょう。
授かりに近づくための「マカ」や「ビタミンE」、「鉄」なども、サプリの活用がおすすめです。
将来ママになるあなたのため、そして「宝物」のために、妊活中の今から取り入れるべき栄養素をしっかり補っていきましょう。
先生! 私、最近妊活を始めたんです。
ただ、「食事を意識するように!」とか「妊活サプリを摂っておいた方が良いよ!」などと言われても、よくわからなくて。
実際のところ、どのようなことに気をつけていけば良いでしょうか?