マミちゃん
先生! 妊活を始めたので葉酸サプリを買おうと思っていますが、ディアナチュラはどうなんでしょうか?

「安すぎて大丈夫かな……?」ということが少し気になっています……。

おまつ先生

ディアナチュラは、誰もが知っている「アサヒグループ」のサプリです。品質や工場の「管理体制」はばっちりですよ!

もちろん、危険はありません。

ただ、妊活中からとっておきたい栄養素が少ないですね。

「安いかわりにそれ相応のサプリ」といったところです。

マミちゃん
そうですが……。ただ、サプリにそんなにお金はかけられないし、なるべく安くすませたいのですが……。
おまつ先生

「栄養素の種類や品質はそんなに気にしないから、とりあえず『葉酸だけ』はとっておきたい!」こう考える場合、ディアナチュラの葉酸サプリも「あり」でしょう。

ただ、授かるための成分配合ではないため、妊活が長引いている場合はおすすめできません。

このページでは、アサヒの「ディアナチュラ」葉酸サプリの成分や期待できる効果について、詳しく解説していきます。

あなたにあったサプリなのかどうか、判断する参考にしてみてください。

1.これだけは知っておきたい!妊活サプリの正しい選び方

指さしチェック

まず、ディアナチュラ葉酸サプリを評価していくにあたり、正しい選び方を知っておきましょう。

妊活サプリ選びには、大きくわけて以下の2つが重要なポイントとなります。

  1. 妊活成分がどれくらい入っているか
  2. 葉酸ほかビタミンの配合は適切か

妊活サプリをとる1番の目的は、「1日も早く赤ちゃんを授かる」ことですよね。

このため、マカやルイボス、ビタミンEなど、「授かりに特化した成分」が入っているかどうかは、必ず確認しましょう。マカなどの妊活成分が主原料であると、添加物を大幅に減らすことができることも、うれしいメリットです。

また、見落としがちですが、「葉酸」も外せません。具体的には、合成葉酸が400㎍入っているものでなければダメです。

妊娠に気がつく前の時期の葉酸不足は、神経管閉鎖障害の原因になるからです。

神経管閉鎖障害は、葉酸不足(中略)により妊娠3週頃に神経管がうまく形成されない事が原因の一つと言われています。

日本二分脊椎症協会公式サイトより引用)

【神経管閉鎖(へいさ)障害とは】

妊娠初期に、赤ちゃんの脳やせきずいのもととなる「神経管」と呼ばれる部分が上手く作られないことによって起こる、神経の障害です。排泄障害や歩行障害があらわれます。

多くの人が妊娠に気がつくのは、妊娠4~6週です。つまり、葉酸が最も必要な「妊娠3週頃~」というのは、多くの人が妊娠に気づけない時期なのです。

このため、妊活中から意識的に葉酸をとっておくことが必須であると考えてください。

そして、厚生労働省の「神経管閉鎖障害の発症リスクの低減に関する報告書」で、妊娠前後にサプリから葉酸を摂取することが、赤ちゃんの神経管閉鎖障害の発症リスクを低減させることに有効であることが述べられています。

そして、有効である最小摂取量が「合成葉酸を1日400㎍」とされているのです。

だした舌にサプリをのせている女性

妊活中の葉酸サプリは「合成」が正解!天然はむしろ危険な理由

2018年8月1日

このため、「授かり成分が多く入っているほうが良い!」と思った場合にも、必ず「葉酸」が入っている商品を選ぶようにしましょう。

なお、妊活中から葉酸をとる必要性についての詳細は、以下の記事で解説しています。

スケジュール帳の写真

葉酸はいつからいつまで摂る?答えは「妊活中から授乳期まで」

2018年1月23日

これを踏まえたうえで、次項から、ディアナチュラ葉酸サプリについて詳しく解説していきます。

2.ディアナチュラ葉酸サプリは6種類あるが妊活向けは3種類のみ

ディアナチュラのアイキャッチ

ディアナチュラは、言わずと知れた「アサヒグループ」のサプリです。

「アサヒのサプリ~ディアナチュラっ♪」というCMは、印象的ですよね。

ディアナチュラは、非常に多くのサプリを製造・販売しています。そのなかで、「葉酸サプリ」として売られているものは、以下の6種類です。

ディアナチュラは計6種類

ただ、妊活で使えるものは、3種類のみです。

妊活向け 妊活向けではない
  • 葉酸×鉄・カルシウム
  • 葉酸(パウチタイプ)
  • 葉酸(ボトルタイプ)
  • ヘム鉄×葉酸+ビタミンB6・B12・C
  • 鉄・葉酸
  • ヘム鉄

表の右側3種類は、妊活時に必要な、「葉酸400㎍」を満たしていないからです。

先ほどご説明したたおり、赤ちゃんの障害を防ぐには、サプリで400㎍の葉酸をとる必要があります。

逆にいうと、その量とらない限り、赤ちゃんの障害リスクを下げられる根拠はないと考えてください。

妊活中の葉酸必要量については、以下の記事で詳しく解説しています。

てんびんの写真

妊活中の1日の葉酸必要量は食事とサプリから計640㎍

2017年12月22日

このため、妊活中は、必ず葉酸を400㎍とれるサプリを選ぶことが重要です。

次項で、葉酸が400㎍(以上)入っている3種類のサプリについて、詳しくみていきましょう。

3.比較すると最もおすすめなのは「葉酸×鉄・カルシウム」

GOOD

先にご紹介した

  • 葉酸×鉄・カルシウム
  • 葉酸(パウチタイプ)
  • 葉酸(ボトルタイプ)

のなかで、「葉酸×鉄・カルシウム」がもっともおすすめ商品といえます。栄養素の配合が、一番優れているからです。

以下に、各商品の成分配合をまとめました。

★は、最低限入っていてほしい栄養素です。ビタミン=Vで表記しています。

 

ディアナチュラ葉酸・鉄・カルシウム葉酸×鉄・カルシウム

 

ディアナチュラ葉酸葉酸
(パウチ)

 

ディアナチュラ葉酸ボトル葉酸
(ボトル)

1袋の価格 20日486円
60日972円
20日238円 30日486円
60日584円
1日のコスト 20日24円
60日16円
12円 30日16円
60日9.7円
★葉酸 〇480㎍ 〇480㎍ 〇400㎍
★V.B12 〇2.4㎍ 〇2.0㎍ 〇6.0㎍
★V.C 〇100㎎ △80㎎
★鉄 〇15.0㎎ △2.5㎎
V.B6 〇1.8㎎ 〇3.0㎎
V.B1 〇1.2㎎
カルシウム △90㎎

妊活中は、葉酸以外にも、とっておくべき栄養素が複数あります。

ただ、当然、栄養成分が多ければ多いほどサプリの価格はあがります。そこで、「最低限の栄養素で良いから、なるべく安いものを」と考える場合もあるでしょう。

このとき、最低限、葉酸のほかに以下のビタミンは入っているサプリを選ぶと良いです。

  • ビタミンB12:貧血を防ぐ、葉酸とセットで働き赤ちゃんの健康を守る
  • ビタミンC:抗酸化作用で体のサビを防ぐ、葉酸を活性化させる

葉酸は、「それだけ」では働きにくい性質があります。

つまり、葉酸だけとったとしても、体のなかで役割を果たしてくれるわけではないということです。

このため、葉酸の働きを良くするビタミンB12とビタミンCは一緒に配合されているものを選ぶことが重要です。

【補足】

葉酸は、ビタミンB群の一種です。ビタミンB群は、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンの8種の総称です。

ビタミンB群は、単独では働きにい性質があり、お互いに作用しあって機能します。

このため、本来は、葉酸とそのほかビタミンB群7種類(+ビタミンC)がすべて入ったサプリがおすすめです。

また、上記ビタミンと同じくらい、妊活においては「鉄」が重要です。

鉄不足による貧血は、不妊の原因になる可能性があるからです。

体内の鉄は60~70%がヘモグロビンとして、残り20~30%はフェリチン(貯蔵鉄)という形でストックされています。月経による出血等で体内の鉄が失われると、まずは生命活動を維持するために重要なヘモグロビンの鉄を維持することを優先し、貯蔵鉄であるフェリチンの鉄が最初に消費されます。さらに毎月の月経によって徐々に鉄が失われていき、失われた分の鉄が補充されない状態が続けば、ヘモグロビン値は正常でもフェリチンが低いといういわゆる”隠れ貧血”と呼ばれる状態に陥ります。卵子の老化を抑制する抗酸化酵素が働くためには鉄が必要です。そのためフェリチン値が低い(貯蔵鉄量が少ない=隠れ貧血)方では、卵子の質が悪くなり、妊娠しにくくなります。 

佐久平エンゼルクリニックHPより引用)

女性は、毎月生理があるため、男性よりも鉄が不足しやすいのです。

妊娠に適した体内環境をつくるためには、鉄不足をおこさないよう気をつける必要があります。

ビタミンCは、サプリの鉄の吸収を良くする効果もあります。このため、ビタミンCと鉄が一緒に入っていることも、「良い商品」を見定めるうえでは大切です

ディアナチュラのなかでは、唯一「葉酸×鉄・カルシウム」がビタミンB12、C、鉄も含んでいるため、一番おすすめといえます。

4.ディアナチュラのメリット・デメリット

黒猫が✖と〇をもっている写真

ディアナチュラは、とにかく安いです。もっともおすすめの「葉酸×鉄・カルシウム」も、1日20円前後で続けることができます。

これは、お財布にはありがたいですよね。

ただし、デメリットもあるため、どちらも理解したうえで購入を検討しましょう。

  • メリット:安いのに品質管理がしっかりしている
  • デメリット:妊活成分なしなので「授かり」用のサプリではない

順番に、みていきましょう。

4-1.ディアナチュラ葉酸サプリのメリットは「安いのに品質管理がばっちり」

白い紙にmeritと書いてある写真

数百円の激安サプリのなかには、品質が疑わしいものも多いです。品質管理には、コストがかかるからです。

ディアナチュラ葉酸サプリの一番の強みは、とても安いのに品質管理が非常にしっかりなされていることでしょう。

品質の高いサプリを選ぶ際、「GMP認定工場で作られていること」が、ひとつの基準となります。

【GMPとは】

Good Manufacturing Practice(適正製造規範)の略で、原材料の受け入れから製造、出荷まで全ての過程において、製品が「安全」に作られ、「一定の品質」が保たれるようにするための製造工程管理基準のことです。

厚生労働省HP「GMPマークを目印に健康食品を選びましょう!」より引用)

アサヒには「健康補助食品GMP」を取得した国内工場があり、原材料の受入から製品出荷まで一貫管理体制で製造されています。

また、機械での品質チェックにくわえ、人の目でも1粒1粒しっかりと検査がおこなわれています。そして、合格した製品だけが販売されるわけです。

さすが、大手メーカーだけあります。

この検査体制であれば、たとえば「サプリに異物が入っていた」や「粒が欠けていた」などの欠陥商品はまず生まれないでしょう。

ディアナチュラ葉酸サプリは、品質管理はすばらしいです。

4-2.ディアナチュラ葉酸サプリのデメリットは「栄養成分が少なく妊活向きではない」

demeritと書いてある白い紙

ディアナチュラのデメリットは、「栄養成分が少なく、授かりに特化した成分はなにも入っていない」ということです。

お伝えしたとおり、ディアナチュラ葉酸サプリは、品質管理はまったく問題ありません。

ただ、やはりこれだけ安いと、数千円するサプリと比べて成分の種類や質は全然負けています。

このデメリットは、薬局で売られているサプリすべてに当てはまっているといっても過言ではありません。

ディアナチュラの成分は、あくまで、「授かった後に赤ちゃんの健康を守るために最低限必要な成分」であると考えてください。

次項で、ディアナチュラ葉酸サプリの成分を、詳しくみていきましょう。

5.妊活には効果なし?ディアナチュラ葉酸サプリの全成分

妊婦のお腹にはてなマークが三つ

先ほどお伝えしたように、ディアナチュラ葉酸サプリの成分は、「授かり」には効果がありません。

マカやルイボス、ピニトールなど、授かりに特化した成分はなにも入っていないからです。

たとえば、人気No.1の妊活サプリ「マカナ」の成分と見比べてみましょう。

ディアナチュラ葉酸のなかでもっとも良い商品の「葉酸×鉄・カルシウム」との比較を、以下に示します。赤字が栄養素です。


ディアナチュラ


マカナ
デキストリン、貝Ca、ビタミンC、ピロリン酸鉄、セルロース、ケイ酸Ca、ステアリン酸Ca、糊料(プルラン)、ビタミンB6、セラック、ビタミンB1、葉酸、ビタミンB12 マカ粉末(国産)、亜鉛含有酵母、ナイアシンアミド含有酵母、国産野菜&フルーツ30種、ビタミンE含有植物油、金時ショウガ、ルイボス茶エキス、マグネシウム含有酵母、スピルリナ、α-リポ酸、GABA、DHA含有精製魚油粉末(乳成分を含む)、還元型コエンザイムQ10/セルロース、貝Ca、ビタミンC、HPC、ステアリン酸Ca、酸化ケイ素、ピロリン酸鉄、パントテン酸カルシウ、セラック、グルコン酸銅、ビタミンB6、ビタミンB1、ビタミンB2、葉酸、塩化カリウム、ビオチン、ビタミンB12

上記のように、入っている栄養成分がまったく違います。

このため、「思ったように妊活がうまくいかず焦ってきた……」と少しでも感じているあなたには、ディアナチュラの葉酸サプリは不向きです。妊活成分が入っておらず、そのほかの栄養素も明らかに少ないからです。

≫授かるためのおすすめ妊活サプリランキングはこちら

6.DHC?ディアナチュラ?結局どちらもおすすめできない理由

2色の旗にバツ印

薬局の葉酸サプリで検討している人は、よく、DHCとディアナチュラで迷う傾向にあります。

結論からお伝えすると、どちらもあまりおすすめはできません。

先ほどご紹介したとおり、しっかりと結果を期待できる「マカナ」などに比べると、配合成分の差があまりにも大きいからです。

ただ、「薬局の安いサプリで済ませたい」という方も、なかにはいるでしょう。その場合、ディアナチュラのほうがおすすめです。入っている成分がDHCより多く、コスパが良いからです。

コスパを考えるとき、単に「価格が安い」ことだけが基準となるわけではありませんよね。

大切なのは、「いかに価格に見合った商品か」ということです。

DHCとディアナチュラの成分や価格を、以下に示します。

DHC葉酸サプリDHC葉酸 ディアナチュラ葉酸・鉄・カルシウムディアナチュラ
葉酸×鉄・カルシウム
価格 30日258円  20日486円
1日あたり 8.6円 22.5円
成分 麦芽糖、デキストリン/セルロース、ショ糖脂肪酸エステル、ビタミンB6、ビタミンB2、葉酸、ビタミンB12 デキストリン、貝Ca、ビタミンC、ピロリン酸鉄、セルロース、ケイ酸Ca、ステアリン酸Ca、糊料(プルラン)、ビタミンB6、セラック、ビタミンB1、葉酸、ビタミンB12

原材料は、多い順に記載しなければいけないルールがあります。

つまり、DHC葉酸サプリは、トップ5が栄養素とは無関係の添加物ということです。(厳密にいうと、麦芽糖とデキストリンは「食品扱い」です。ただ、栄養素とは無関係の増量剤(かさましのために使用するもの)であるのため、わかりやすいように「添加物」としてご説明します。)

また、葉酸以外のビタミンやミネラル(鉄、カルシウム)も、ディアナチュラの葉酸×鉄・カルシウムのほうが多いです。

このため、「安くてもそれなりに栄養成分が入っているものを選びたい」という人は、ディアナチュラが良いでしょう。

なお、先に述べたように、ディアナチュラ「葉酸」は栄養成分が全然たりません。このため、まったくおすすめできません。

ただ、正直なところ、「授かり成分は入っていなくて良いから、なるべく安く栄養たっぷりなものを」と考えるのであれば、AFCのmiteteのほうが格段に良い商品です。

ディアナチュラより少し高いですが、はるかに栄養素が多く、赤ちゃんのために必要な栄養素はもれなくカバーできるからです。

まとめ

妊活の際は、「葉酸が400㎍」入っていることは大前提です。これにくわえ、葉酸の働きを良くするビタミン(B12やC)や、貧血を予防・改善する「鉄」なども不可欠です。

このため、ディアナチュラの葉酸サプリの3種類のなかでは、「葉酸×鉄・カルシウム」がもっともおすすめです。

しかし、ディアナチュラは「授かるための成分をしっかりとりたい」という人にはおすすめできません。

DHCよりは栄養成分が多いとはいうものの、正直なところ、他の優良サプリに比べると成分が圧倒的に足りないのです。

単に「安いから」という理由だけで妊活サプリを選ぶのは危険です。

あなたは今、どのように考えていますでしょうか。

  • 妊活を始めたばかりだし、お金もない……とにかく安く、最低限の栄養素が入っていれば良い!
  • 妊活が長引いていて少し焦ってきた……高品質の成分がしっかり入ったサプリで、「結果」を手に入れたい!

あなたに「今」本当に必要なものをきちんと考えたうえで、最適なサプリを選ぶようにしましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

はじめまして。筆者のおまつです。 東京都の某区で6年間保健師として、母子保健を中心に携わってきました。現在は、某企業で産業保健師として働いています。 妊活に悩んでいた筆者が、妊活やサプリについて調べているなかで、「間違った情報が本当に多い……これではいけない!」と思ったことが、サイトを立ち上げたきっかけです。 このサイトでは、厚労省や複数の書籍で得た「妊活やサプリの正しい知識のみ」をお届けしています。 妊活に悩むあなたが、1日でも早く赤ちゃんに会えるよう、思う存分知識をもっていっていただけますと幸いです!